魔王城 - SS{くそざこマヨネーズ}
ここは神々の国「エウレカ帝国」

神には位が大きく分けて10段階存在する

下級神・中級神・上級神・最上級神・神王・帝王神候補・皇帝神・帝王神・天帝神・天帝神王



帝国はその中で上級神以上の地位がある神が住む神界最大級の王都である。

エウレカ帝国の人口は10兆以上、しかも全員が女性、つまり女神である。



そんなエウレカ帝国に住む一人の少女、四季しき 瑠花るか

彼女はエウレカ帝国の王族の1人である。



神なのに日本人のような名前には理由がある。



それは母親が日本人、つまり人から神になった存在だからである。



母親の名は四季しき 雪花せっか

四国地方に存在する四季神社で産まれた4姉妹の内の次女に当たる。



雪花は昔、瑠花の父親であり、エウレカ帝国の帝王

パト・ディカイオス・エウレカ・メルトリア

の専属の神、【専属神】になった事がきっかけで神になり、

長い年月を得て、パトと雪花の間に子供が産まれた。



それが瑠花なのである。



瑠花にとって今日という日は大事な日となる。





瑠花「はぁ〜〜、良く寝た〜、新しい能力開発に、薬品開発、最近どうもパっとしないんだよなぁ〜」



瑠花は帝国に存在する4大組織【技術開発部隊】所属し、

日頃は瑠花の上司であり、技術開発部隊の総隊長をしている

ソフィア・ターフェアイトという女性の元で研究や開発に携わっている。

瑠花自身も功績を何度も名を上げた程である。



最近、3度目の世界最高峰の研究者に贈られる称号を手に入れた程

優秀な人物である。



そんな彼女が、今日これまでの人生で最も緊張する1日を迎えようとしていた。



瑠花「今日は全世界を統一する神、【帝王神】の候補順位が発表される日か・・・」



帝王神、それは更に上に存在する神、【天帝神】や【天帝神王】になるための第1関門であり、ひとつの世界の頂点。

今日はその【帝王神】になるための候補神、【帝王神候補】の序列が現帝王神から発表される。



この発表される順位で帝王神になるに当たって、最も有利になる。

瑠花は自身が帝王神候補に選ばれる自信はあった。



瑠花「私は実績もある!実力もある!ポテンシャルもある!うん!大丈夫大丈夫!」



そう、自分に言い聞かせ、帝王神の間に行くための準備を始めた。