名称 | タスケアイウイルス |
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よみがな | たすけあいういるす |
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分類 | 巨大ウイルス |
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サイズ | 1.8~2μmほど |
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ゲノムサイズ | 364万8103塩基対 |
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遺伝子数 | 1919個 |
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タスケアイウイルスとは、巨大ウイルスの一種である。
特記すべき特徴としては、
1.アミノアシルtRNA合成酵素遺伝子を20種類全て持つ(=資源があればタンパク質を自由に作れる)
2.超小型ではあるが、
リボソームをもつ。(原核生物リボソームの1/100サイズを100個ほど)
3.宿主細胞のために
多孔質の細胞内小器官用カプシド*1を合成してあげることをする。
4.宿主細胞の中でも脱殻せず、そのまま存在する。
5.内外で自由に物質のやり取りができる。
6.栄養さえあれば自己分裂可能
7.表面の毛のような物は動き、運動が可能。
8.細胞が死んだとき(プログラム細胞死、寿命、多細胞生物の免疫細胞などの内的要因を除く。)まれに、核膜を消し、染色体をカプシドとスパイクで包んでウイルスとして復活させることをしたりする。(ウイルスになった細胞は感染後、
別の個体と融合する形でウイルスと共に復活する。
*2 )
...ということからわかるように極めて生物に近いが、ATP合成が不完全なため、ウイルスに分類されている。
が、細胞内で栄養をもらうことにより自己複製ができる。
つまり、細胞と共生しているのである。
ウイルスは細胞内であたかも細胞小器官のように降るまい、細胞分裂時には娘細胞に3個程度分け与えられる。
人間には感染せず、ゾウリムシやアメーバが主な宿主である。(ただし、マイクロピペットを使って人為的に感染させた場合はアメーバと同様に進行する。)